コラム

HOME | コラム

「核兵器禁止条約」発効へ

 核兵器の禁止に関する条約(核兵器禁止条約Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons : TPNW)が、中米にあるホンジュラス共和国の批准(20201024日)により、条約発効に必要な批准国数50カ国を達成し、2021122日に発効することが確定した。軍縮・核兵器に関する核兵器禁止条約は、201777日に国連総会で採択されてから、3年半で発効することになった。
 この条約は、前文と20条の条文(暫定訳:外務省)で構成されている。前文では、「……核兵器の使用による壊滅的で非人道的な結末を深く憂慮し、……核兵器を完全に廃絶することが必要であること、……核兵器が継続して存在することがもたらす……危険がすべての人類の安全に関わること……核兵器の壊滅的な結末は、……国境を越え、人類の生存、環境、社会経済開発、世界経済、食料安全保障並びに現在及び将来の世代の健康に重大な影響を及ぼ[すこと]……核兵器の使用の被害者(被爆者)[や]……核兵器の実験により影響を受けた者の容認し難い苦しみに留意し、……核兵器の全面的な廃絶の……公共の良心の役割[のために]……国際連合、国際赤十字、赤新月運動、その他、国際的及び地域的な機関、非政府機関、宗教指導者、議会の議員、学者並びに被爆者がおこなっている努力を認識して」協定した条約であることが示されている。
 このコラムでは、人道的視点から核兵器廃絶の実現を目指すひとつの道として、核兵器禁止条約について、皆さんと一緒に考えていきたいと思う。
※[]…著者追記
 
     2020年11月6日

 「核なき世界基金」を支援する会 広島本部 竹内 秀晃